ネパールでもっともアクセスしやすい高山の谷――ヤクの牧草地、古いタマン族の村、氷河の展望地、そしてキャンジン・ゴンパの精神的中心地が、カトマンズからわずか2日のところに広がります。
ランタン・トレックは、カトマンズ北方のランタン国立公園を歩くネパール有数の高山ルートです。ランタン・コーラ川が刻んだ深い谷に沿って標高を上げるにつれ、亜熱帯の森林はヤクの牧草地へと変わり、やがて氷河と雪峰に囲まれた壮大な高山世界が広がります。
トレッキングの終着点となるキャンジン・ゴンパ(3,870 m)は、古い仏教寺院と石造りの家々が点在する静かな集落。背後にはランタン・リルン(7,227 m)をはじめとする雪峰群がそびえ立ち、ランタン谷を代表する絶景が広がります。
順応日に訪れるキャンジン・リ(4,773 m)は、比較的短時間で登ることができる優れた展望峰として知られ、眼下に広がるランタン氷河と谷全体を一望できます。さらに体力と天候に恵まれれば、ツェルゴ・リ(4,984 m)への挑戦も可能です。
エベレストやアンナプルナほど混雑せず、それでいて本格的な高山景観を楽しめることから、近年は「ネパールらしい静かなトレイル」を求めるトレッカーたちから高い評価を集めています。
トリスリ川沿いの山岳道路を北上し、ランタン・トレックの玄関口シャブルベシへ。道中では段々畑や丘陵地帯の風景を眺めながら、ヒマラヤ山麓へと向かいます。所要:約5~6時間(車)
ランタン国立公園へ入山。ランタン・コーラ川に沿って歩き、竹林やオークの森を抜けながら標高を上げていきます。運が良ければレッサーパンダやラングールに出会えることもあります。所要:約6~7時間
森林限界を越えると視界が開け、ヤクの放牧地が点在する高山景観へ。再建されたランタン村へ到着すると、谷の奥にそびえる雪峰群がその姿を現します。所要:約6時間
マニ壁やチョルテンが点在する穏やかな谷をたどり、ランタン谷最奥の集落キャンジン・ゴンパへ。午後は周辺散策やヤクチーズ工房の見学を楽しめます。所要:約3~4時間
高度順応を兼ねてキャンジン・リへ登頂。頂上からはランタン・リルン、ドルジェ・ラクパ、ランタン氷河、そしてチベット高原方向まで見渡す壮大なパノラマが広がります。体力に余裕のある方は、さらに高所に位置するツェルゴ・リ(4,984 m)への挑戦も可能です。所要:約4~5時間
来た道をたどりながら一気に谷を下ります。往路とは異なる角度から雪峰群を眺めつつ、森林地帯へ戻ります。所要:約6~7時間
ランタン・コーラ沿いを下り、トレックの出発点シャブルベシへ。温泉で旅の疲れを癒やすのもおすすめです。所要:約5~6時間
ヒマラヤ山麓を後にしてカトマンズへ帰着。短期間ながらも、ネパール屈指の氷河谷と豊かな山岳文化を満喫する旅の締めくくりです。所要:約5~6時間(車)
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